ダニが多くて困っている…。
梅雨の時期になると、ダニに刺されてしまってかゆい…。
このように家の中のダニについて困っているという方、多いのではないでしょうか。
家庭内に生息するダニは、本当に厄介な存在です。家の中で一生過ごすダニのことを「屋内ダニ」と呼んでおり、布団やベッドなどの寝具、布製のソファ、畳、衣類になどに生息しているといわれています。
日本でダニが増加したのは、1960年代の高度成長期。もともと木と紙でできていた日本の住宅は、鉄筋コンクリート製の団地やマンション、
気密性を高めた住宅の登場などが屋内ダニの増加の原因と考えられています。
そんな「屋内ダニ」の中でも、最も多い頻度で検出されるのがコナヒョウヒダニやヤケヒョウヒダニなどの「チリダニ科」のダニです
(以下、チリダニ)。一般家庭に生息しているダニの80~90%がチリダニといわれています。
チリダニは大きさが0.2~0.4㎜程度。よく目を凝らしてみると、存在を確認することができるくら
いの大きさで、背景色が白っぽい時にはどこに
いるのかほとんどわからなくなってしまいます。
チリダニは、一生の間に200~300戸もの卵を産むといわれており、環境が整っている場合には、3ヶ月の間に500倍にその数が増えることもあります。
チリダニが繁殖する条件は以下の通りです。
そんなチリダニですが、本当に怖いのはチリダニそのものの生体ではなく、そのフンや死骸、脱皮殻なのです。
というのも、チリダニのフンや死骸、脱皮殻はアレルゲンであり、通年製のアレルギー疾患を発症する原因となってしまうからなのです。
チリダニ自体がアレルゲンとなることもありますが、チリダニのフンや死骸は生体の1.8倍のアレルゲンになるといわれています。
さらに厄介なのが、フンや死骸、脱皮殻が分解されたかけらは、PM2.5並みの非常に微細なアレルゲンであるということです。
[大きさの比較]
※ 1マイクロメートルは1000分の1ミリで、「ミクロン」との呼ばれる単位です。
チリダニが生息していることでアレルゲンとなってしまいますが、そのチリダニを捕食するダニというのも家の中には存在しています。
それがツメダニです。
ツメダニは、チリダニなどのダニや他の昆虫を食料にして生活しています。そのため、チリダニが大量に発生すると、ツメダニも一緒になって大量に
発生する可能性があります。
ツメダニが厄介なのが、食料であるチリダニと間違って人間に噛みついてしまうことがあるということです。
ツメダニに噛まれた個所が重症化することでひどい痒みが発生します。
チリダニ、ツメダニともに、人間にとっては厄介な存在であるということになります。
家の中で一生を過ごす屋内ダニにとって、天国とも呼べる場所、つまり温床となる場所はズバリ布団です。
布団には、ダニが住むための条件が整っているともいえるのです。
夏は夜になっても気温が高く、寝苦しくなることもしばしばです。一般的に、一晩の間に書く寝汗の量はコップ一杯程度(約100ml)、
夏の夜になると200ml~600mlにも増加し、多い人では1L近い汗をかく人もいるのだそうです。
寝汗は布団などに浸み込みやすいので、布団は常に湿気で保たれるようになります。また、布団に落ちた抜け毛やフケはダニの食料となります。
そのため、布団はダニにとって住むための環境が整っているということになります。
さらに、万年床など敷きっぱなしになっている布団は、カビの原因ともなってしまいます。カビはチリダニと同じように、人間にとっては
アレルゲンとなりうるものです。
布団はカーペットなどと違って生地が厚いため、ダニは生地の奥深くに入り込むことができます。
そのため、外気温が変化したり、外部から殺虫剤を
添付されたとしても、布団の奥の方でやり過ごすことができるのです。
このように、ダニにとって天国のような場所である布団。しかし、家庭用の洗濯機で洗うのは難し
く、負担も大きいため、頻繁にメンテナンスできないと
いう方が多いのではないでしょうか。
それでは布団に住み着いてしまったダニを取り除くには、どうすればいいのでしょうか。そこで効果的なのが「コインランドリーで布団を洗濯する」と
いう方法です。
ちなみに、布団を丸洗いするだけではダニを十分に取り除くことはできません。ダニは必死に線維にしがみつくため、水流だけで洗い流すことは
困難です。
しかし、コインランドリーには布団を洗濯できることに加えて、洗った布団を乾燥させることができます。この「乾燥」が大切な要素になります。
布団を高温で乾燥させることにより、ダニを死滅させることができます。ただし、ダニの死骸もアレルゲンとなりますので、乾燥→洗濯→乾燥の順に行い、ダニを徹底的に取り除いていきます。
ポイント①、布団を乾燥させましょう
布団を洗濯する前に、60℃以上の高熱で布団を乾燥させましょう。
ダニは60℃以上の高熱を与えるか、もしくは50度以上の高熱を30分程度与えると死滅するということがわかっています。また、コインランドリーの乾燥機は回転しながら乾燥させるため、死滅したダニを叩き落とす効果もあります。
60℃以上の高熱で20分~30分程度乾燥させましょう。
ポイント②、布団を水で丸洗いしましょう
次に布団の丸洗いです。
ダニのフンや死骸などは水に溶ける性質があるため、水で丸洗いするだけで、布団に付着しているアレルゲンを一掃することができます。先程乾燥機にかけて死滅したダニについてもここで洗い流すことができます。
ポイント③、60℃以上の高温で洗った布団を乾燥させましょう
布団を洗濯できたら、再度乾燥させます。
乾燥の温度を高温(羽毛布団で78℃、ポリエステルの布団で63℃前後)に設定し、60分程度乾燥させることがオススメです。乾燥している布団は、ダニにとって住みづらい環境となるため、確実に乾燥させるよう心がけましょう。
布団を洗った後に時間をかけて布団を乾燥させていると、布団の中の温度や湿度がダニにとって好環境となってしまうため、かえってダニを
繁殖させてしまうことにつながります。そのため、最後の乾燥までコインランドリーで行なうことが大切です。
このように、コインランドリーで布団を洗濯・乾燥させることで布団に住み着いたダニのほとんどを取り除くことができます。また、
コインランドリーでは洗濯・乾燥共に短時間で終わらせることができるので、家事の負担にもなりにくいため、オススメの方法といえます。
もし、洗濯表示等でコインランドリーでの選択が困難な場合は、クリーニング業者に依頼するのがいいでしょう。
コインランドリーでの布団の洗濯・乾燥は、アレルゲンを大幅に減らすことができるのでぜひ試してみてください。
それでは布団に住み着いてしまったダニを取り除くには、どうすればいいのでしょうか。そこで効果的なのが「コインランドリーで布団を洗濯する」と
いう方法です。
ちなみに、布団を丸洗いするだけではダニを十分に取り除くことはできません。ダニは必死に線維にしがみつくため、水流だけで洗い流すことは
困難です。
しかし、コインランドリーには布団を洗濯できることに加えて、洗った布団を乾燥させることができます。この「乾燥」が大切な要素になります。
布団を高温で乾燥させることにより、ダニを死滅させることができます。ただし、ダニの死骸もアレルゲンとなりますので、乾燥→洗濯→乾燥の順に行い、ダニを徹底的に取り除いていきます。
ポイント①、布団を乾燥させましょう
布団を洗濯する前に、60℃以上の高熱で布団を乾燥させましょう。
ダニは60℃以上の高熱を与えるか、もしくは50度以上の高熱を30分程度与えると死滅するということがわかっています。
また、コインランドリーの乾燥機は回転しながら乾燥させるため、死滅したダニを叩き落とす効果もあります。
60℃以上の高熱で20分~30分程度乾燥させましょう。
ポイント②、布団を水で丸洗いしましょう
次に布団の丸洗いです。
ダニのフンや死骸などは水に溶ける性質があるため、水で丸洗いするだけで、布団に付着しているアレルゲンを一掃することができます。
先程乾燥機にかけて死滅したダニについてもここで洗い流すことができます。
ポイント③、60℃以上の高温で洗った布団を乾燥させましょう
布団を洗濯できたら、再度乾燥させます。
乾燥の温度を高温(羽毛布団で78℃、ポリエステルの布団で63℃前後)に設定し、60分程度乾燥させることがオススメです。乾燥している布団は、
ダニにとって住みづらい環境となるため、確実に乾燥させるよう心がけましょう。
布団を洗った後に時間をかけて布団を乾燥させていると、布団の中の温度や湿度がダニにとって好環境となってしまうため、かえってダニを
繁殖させてしまうことにつながります。そのため、最後の乾燥までコインランドリーで行なうことが大切です。
このように、コインランドリーで布団を洗濯・乾燥させることで布団に住み着いたダニのほとんどを取り除くことができます。
また、コインランドリーでは洗濯・乾燥共に短時間で終わらせることができるので、家事の負担にもなりにくいため、オススメの方法といえます。
もし、洗濯表示等でコインランドリーでの選択が困難な場合は、クリーニング業者に依頼するのがいいでしょう。
コインランドリーでの布団の洗濯・乾燥は、アレルゲンを大幅に減らすことができるのでぜひ試してみてください。